一人の人間は牢獄であり片隅である☆哲学者ニーチェ

明るい未来の希望を模索しつつᕦ(ò_óˇ)ᕤ

個人的なリルケ詩集の入口( ͡° ͜ʖ ͡°)

皆さんは文学作品、特に詩を味わってみた経験をして、その詩境を心に感じて
その詩の世界に傾倒し、ご自身の内的な世界を静かに内観された事などありますか?

私は二十歳前後の学生時代に、結局、仏教とは何の意味があるんだろうかと、ゲーテファウストニーチェの哲学を中心にして読み漁っていた時期があるのですが、その頃に先輩から文学の考え方について聞いた話で今でも印象に残っているその視点で、(長編を短くすれば中編になり、それを更に圧縮すれば短編となる。そして最後には一篇の詩となるのである。)というものでしたが、これを聞いた時に目からウロコが取れる思いがしたのを今でも鮮明に思い出します。( ・∇・)

そして、幾つかの詩集も読んでみましたが、その中でリルケというドイツの詩人の詩を味わうにあたり、彼の作品の中で大変に短いですが<進歩>という小品でリルケの詩境を感じる事が出来た様に感じました。


進歩


ふたたび私の深い生命はいよいよ高らかに騒めいていく

まるでいま さらに広い岸のなかを行くように。

事物はますます親しくなり

全ての形象がますます明らかになる

私は名もないものに一層の親しみを感じ

まるで鳥と巣立つように 檞の木から

感覚の翼に乗り風の吹く空に飛びたつ

また 池の水の屈折した日光のなかに

まるで魚の背中に乗るようにして潜りこむ私の感情よ



上の8行がリルケの進歩という小品ですが、個人的には何らかの問題が理解出来た時や、
それ等がが解決出来た時などに進歩という作品で表現している様に‘事物はますます
親しくなり、すべての形象がますます明らかになる‘という彼が表現している心の心象を
自身で感じて来ます。

f:id:vHiro:20190318213445j:plain
綺麗な花ですね( ´ ▽ ` )

最後に、はてなブログをしてみようと思い、今日迄で二週間位は経過していると思いますが、
自分で記事を書いてみたり他の方の記事を拝見させて頂いたお陰で、随分とここが理解し、またブログ記事の要領が自分なりに軌道に乗りつつある様な感覚を得て来ています。^ ^

機会があれば、また、リルケの詩境について記事が理解される様に書ければ良いなと思いますが、
今回、取り上げた進歩という小品で何かを感じた人は是非とも味わってみて頂けたら嬉しく光栄に思います。

ではまた。♪( ´θ`)